ありがたや企業年金
おいら、56歳で退職した時は、株式等のわずかな配当金だけしか収入がありませんでした。
もちろん配当金だけで暮らすことなんて、到底出来ません。
ほんの小遣い程度入るだけです。
だから、ずっと貯金を切り崩しての生活です。
もちろん退職時に、何度もシミュレーションして、「一生働かなくてもなんとかなる!」そんな確信を持ってのことですが。
それでも、どんどん貯金が減って行くのは、あまり気持ちの良いものではありませんね。
■
おいらの元いた会社には、企業年金制度がありまして。
退職時に、退職金として一括で受け取るか?年金として15年間分割で受け取るか?の選択制でした。
あの時は、正直どちらにするか悩みました。
気持ちとしては、会社とはすべての縁を切りたかったので、退職金を一括で貰うことに、気持ちは傾いていました。
それが一転、企業年金を選択したわけは・・・。
1.税金面のこと
受け取れる退職金が、退職金所得控除内で収まれば迷わず、一括で貰っていたと思います。
おいらの場合、その範囲を超えていたんですね。
だから、その時点で税金を納めたくなかったってこと。
2.利息のこと
企業年金にした場合は、会社側で2.5%の利息をつけてくれるってこと。
自分で2.5%以上の利回りで回せれば、別にどうってことないんですけどね。
まあ、自分の投資能力に自信が無かったってこと。
3.一度に大金を持つ不安
大金って言っても、たかが退職金。たいした金額じゃ、ありませんよ。(笑)
でも、おいらにとっては、一生食いつないでいかないといけない、お金。
取り扱いは、慎重に!ってことで。
この3点で、退職金の一部を企業年金で受け取ることに決めました。
56歳の退職時から60歳までの4年間は、企業年金は受け取れなかったので、まさに無職無収入状態。
当たり前ですが、どんどん貯金は、減って行きました。
それでも一応、シミュレーションどおりに推移してたので、そんなに慌てはしませんでしたが、やっぱり落ち着かない日々だったような。
大丈夫!大丈夫!
不安を払拭するために、自分を奮い立たせた、4年間でした。(笑)
■
そして、2年前に60歳になって、企業年金を貰い始めました。
企業年金は、年4回。
3月、6月、9月、12月が、受け取り月です。
直近では、9月15日に振り込まれました。
今は、ちょっとほっとしている所です。
1回あたり受け取れる金額は、16万円程度。
月換算にすれば、5万円ちょっとしかありません。
なので、企業年金だけじゃ、今の暮らしは、維持できません。
年間を通せば、まだ赤字なので、貯金の切り崩し生活は継続中です。
でも、貯金の減り方は確実に穏やかになっているので、精神的には、だいぶ楽になりました。
定期的に収入があるって、やっぱりいいね。
そして・・・。
来年の今ごろからは、老齢厚生年金を受け取れるはずだし。
更に3年後には、老齢基礎年金を受け取れるはず。
もう少しの辛抱。
先が見えてきた、感じです。
一方で・・・。
金銭面の不安が少なくなると、反比例して持ち上がって来るのが、健康面の不安。
歳と共に、体力が落ちて行くのを実感している、今日この頃。
多かれ少なかれ、いつも何かしらの不安を抱えて生きて行くんだね、人生って。
62歳にして、ようやく悟りを開いた?(笑)
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>kou63さん
こんにちは。
定年退職後、無収入期間が半年とは、安定した人生を歩まれて来られたんですね。
しかも今年から、老齢基礎年金が受給できるとなれば、もう一生お金に困ることは無さそうですね。
私は、あと3年の辛抱です。
今年から日本とタイを行ったり来たりする予定が、コロナのせいで出来なかったのは、残念でしたね。
アフターコロナのタイが、どんな状況になっているのか?
私も、今までのタイと違わないことを、願いたいです。
お互い、体が自由に動く間は、日本とタイを行ったり来たりして、残りの人生を謳歌しまよう。
その前にコロナの収束が、大前提ですね。
投稿: oinin | 2020年9月25日 (金) 21時05分
こんにちは。
自分の場合
・60才で定年退職。
(中途入社の為、同年退職者より勤続年数が約6年短いので退職金もその分少ない。)
・企業年金は何も考えず一括を選択。
・雇用保険(失業保険) 約半年間受給。
・老齢厚生年金は61歳から受け取れたので無収入期間は半年間。
・今年から老齢基礎年金受給対象。
当初の予定では61才でバンコク郊外にアパートを借りて
行ったり来たりの生活をする予定でしたが事情により延期。
昨年パスポートも更新し、今年こそはと思っていたらコロナ。
コロナ問題解決する頃、タイ国内で新たな問題が起こらない
ことを願うのみです。
投稿: kou63 | 2020年9月25日 (金) 20時19分
>サムライコボリさん
退職金、普通の感覚では、一括で貰う人の方が多いでしょうね。
私も、もし税金がかからなければ、悩まずに一括で貰っていたと思います。
でも、最初に貰っちゃうと、あとは減るばかりですからね。
今となっては、15年受け取りの企業年金にして良かったかなと。
あとは、65歳までいかに預金を減らさないか、ですね。
私の場合、老齢厚生年金は63歳から受け取れるので、ラッキーです。
会社を早くリタイアして、あとは人生を楽しむだけなのに、この「チャイナバイォレス」は、ほんと頭にきます。
歳をとると、1年1年が、とても大切で貴重ですからね。
これでタイに行けないまま、体を壊したりしたら、もう目も当てられません。
でも、病は突然にやってきます。
ほんと、人生一寸先は闇なので、あとは運を天に任せるだけです。
投稿: oinin | 2020年9月24日 (木) 19時22分
私の所ではその昔2000年ごろまでは、企業年金制度年金は10年間分割で受け取れる条件でしたが
2000年ごろの時点で財政圧迫が理由でで「15年間分割」に変更になりましたね。
退職時に企業年金は一括でもらってしまいました。
[老齢厚生年金]、[老齢基礎年金]は私は完全に65才からの受け取りです。
その境は昭和36年4月1日生まれでしたよね。
私も日々節約で乗り切るつもりです。
反比例して持ち上がって来るのが、健康面の不安・・・・これよ〜くわかります。
65才や70才過ぎてからの持病のお薬を飲む想定は崩れて60才手前から飲でいるからです。
早期リタイヤしてタイでのリタイヤ生活を満喫している矢先の「チャイナバイォレス」。(怒!)
想定外の事って本当に起こるんだと実感しています。
今後米中冷戦熱戦も無いとは言えなくなりきな臭くなってくるかもしれません。
人生一寸先は闇です。
投稿: サムライコボリ | 2020年9月24日 (木) 17時27分