なんなんだ?この喪失感は・・・。
母が亡くなって、ちょうど2週間。
この2週間は葬儀やら寺との調整やらと、あまり寂しさを感じることも無く、日々慌ただしく過ごしてきました。
ただ、ここに来て言いようも無いほどの喪失感に苛まれています。
なんなんだろう、この感覚は?
父親を亡くした時も、会社を辞めた時も、ここまでの喪失感は生まれませんでした。
寂しさの度合いが違うんです。
ふとした時に、ここ数カ月の出来事を思い出しては、恥ずかしながら涙が溢れます。
いい歳してね。w
こんなに泣いたのも、我が人生において初めてのことです。
これって、いったいどういうこと?
冷静になって考えています。
今まで自分の人生に於いて母の存在が大きかったとも思っていません。
一人暮らしが長かったし、何カ月も母と話をしなくても、どうってこと無かったからね。
それが母が倒れてから、ずっと母に寄り添ってきた。
入院中は1日も欠かさずに病院に出向き、面会時間中はずっと母のそばにいた。
まともな会話は出来なくても、母には感情があった。
たくさんの笑顔を見せてくれた。
退院後はそれが24時間に変わり、自分には出来ないと思っていた下の世話までした。
我が58年間の人生に於いて、こんなにも母に寄り添い、母のことを思い考えたことは無かった。
たった半年間の出来事なのに、それはとでも濃密な時間でした。
その濃密な時間を過ごしたことが、今の喪失感を増長しているんだろうな、きっと。
それもこれも、自分が会社をリタイアしていたから出来たこと。
もし会社勤めをしていたら、ここまで母に向き合うことは出来なかったはずです。
そして、もし会社勤めをしていたら、忌引き休暇も終わって、普通に仕事を始めていたことでしょう。
仕事をしていると、悲しみは半減するかもしれませんが、思い出も半減してしまう。
だったら、この喪失感にどっぷり嵌ってみようじゃないか。
こんな想いは、滅多に味わえないだろうからね。
そして一息ついたら、バンコクで再出発だ!!!!
だけど・・・。
タイも今は国王を亡くした喪失感に包まれているだろうなぁ~。
なんか複雑。
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>招き猫の右手さん
自分にとって関わりが強い人ほど喪失感は強く感じてしまいますよね。
「もう話しが出来ないんだ!」そんなことを考えてしまうと、やり切れません。
そう自分のタイの友人も悲しんでいます。
お互い一時的にラインでのやり取りもストップしている状況です。
投稿: oinin | 2016年10月20日 (木) 07時48分
自分も父親の時は軽かったんですが、これから母親が死ぬときがきたらどうなるかわかりません。
存在として全然違いますもんね。
タイの自分の友人たちもかなりの喪失感に包まれているようでした。
投稿: 招き猫の右手 | 2016年10月19日 (水) 23時30分
>ぶりおさん
入院した時から覚悟はあったんですけどね。
ここまで悲しい想いをするとは思いませんでした。
バンコクについては、不安はありません。
もちろん政情は不安定になる可能性も高いですが、それも含めてタイが好きですから。
いや「友人たちが、タイに住んでいるから。」が正解かも知れません。
投稿: oinin | 2016年10月17日 (月) 12時51分
喪失感…ありますよね
私も未だに2人目の父を思い出すと…母とは喧嘩して10年近くあってないだけに…
今のバンコクはいつ内戦が始まるか不安がありませんか?
軍事政権だからさすがに大丈夫なのかな〜
投稿: ぶりお | 2016年10月17日 (月) 12時29分