もしかして俺はこの世に存在していなかった?
昨日は10月下旬にしては、小春日和の穏やかな日でしたね。
そんな日は、ちょっと遠出です。
電車に揺られて約2時間半。
茨城県のつくば市役所まで行ってきました。
相続手続きのための書類集めです。
相続人を特定するためには、被相続人の出生時から死亡時までの戸籍謄本(抄本)が必要がなわけです。
出生時から死亡時までの連続した戸籍謄本が必要なのは、隠し子の存在が無いかどうかを調べるためですね。
母は茨城県で生まれで21歳の時に父と結婚、その後横浜に移り住んで現在に至ります。
つくば市に於いては少なくとも出生時の戸籍謄本(抄本)と婚姻時の戸籍謄本(抄本)を取得する必要があります。
本籍地を何度も変えている人や、結婚離婚を繰り返している人は、書類集めが大変です。
それでも同一地域であれば、まだ良いですが、あっちこっちに移動していると、全部の戸籍謄本を集めるのは結構厄介ですからね。
幸いに母の場合は、つくば市では出生時と結婚時の2部の取得で済みました。
その戸籍謄本の記載内容をまじまじと眺めます。
そこには驚愕の記載が・・・。w
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母の事を記載してある欄を見ていると、「本籍ニ於テ出生 父○○届出 昭和○年○月○日受附入籍」と書かれているのが読み取れます。
これは特に問題ではありません。
驚愕の記載とは、この一文の前にある括弧書きでの記載です。
昭和の初めの古い戸籍謄本ですから、すべて手書きですから、正確には読み取れません。
でも、はっきり読み取れるのが「死亡」の二文字の記載。
(昭和○年○月○日 本籍ニ於テ死亡 ○◆※→一部読み取れない。)
年月日は母の誕生日です。
これって、母は出生時に一度死んでたんじゃないの?
そして息を吹き返した?
あくまで推測ですけどね。
もし死産のままだったとしたら、俺はこの世に存在していなかったってことだよね。
初めて知った事実に驚きを隠せませんが、それ以上に母の出生時に何が有ったのか?
興味が尽きません。
だけど、本当のことを知っている人は、もう誰もいないでしょう。
もう少し早く知っていたならば、母に直接聞けたのにね。
他にも戸籍謄本では、興味深いことが読み取れました。
祖父と祖母は「出来ちゃった婚だったんじゃね?」とかね。
だって婚姻による入籍日が、長女(母の姉)が生まれた日の前日なんだよね。w
他にもいろいろ・・・?
聞きたいことが山ほどあります。
すべてに於いて事実は確認しようがありませんが、自分のルーツを知る意味においても、戸籍謄本を探ることって、案外面白いかも・・・。
今まであまり興味は無かったけど、父方も含めて少し自分のルーツを探ってみることにします。
そこにはいろいろな人間模様があったでしょうからね。
また一つ楽しみが出来ました。
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>招き猫の右手さん
まじまじと見ると、自分の知らなかった事が見えたりして結構面白いです。
お奨めです。
投稿: oinin | 2016年11月 6日 (日) 23時40分
ふーむなるほど、戸籍謄本とはなかなか面白そうなものですね。
いつかしっかり見てみようかなあ。
投稿: 招き猫の右手 | 2016年11月 6日 (日) 21時58分
>エムさま
戸籍収集は司法書士には頼まず自分で取ってきました。
天気も良く気分転換にもなって良かったです。
お母様がご健在とのことで、たくさん親孝行をしてあげてください。
ただ関わりが強くなるほど、亡くなった時の喪失感は、大きくなるんですけどね。
今はまだ母との思い出に浸っているところです。
四十九日を過ぎたら、自分自身の気持ちに区切りをつけて、次のステップに動き出す予定です。
投稿: oinin | 2016年11月 2日 (水) 09時19分
ご自分で行かれたのですね。気候が良い時期で良かったですね。
私の父は20年ほど前に亡くなりましたが、母親はまだ健在です。ブログ、大変参考になります。
消失感はないほうがおかしいですよね。
寒くなってきましたので健康にもお気をつけください。
投稿: エム | 2016年11月 2日 (水) 01時02分
>TOSHIさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
まるっきり同い年です。
お母様を亡くされて、しばらくは消失感に苛まれていたのですね。
やはり1年くらいはいろいろ考えてしまいそうです。
昔は籍にいれるタイミングも、跡取りとかの事情で遅らすこともあったんですね。
うちの場合、今更、確かめようもありませんが、祖先に想いを馳せるのに良いキッカケになっています。
ブログでは拙い記事しか書けませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: oinin | 2016年10月31日 (月) 12時34分
はじめまして、昭和33年生まれで、ほぼ同年だと思います。
札幌在住で、仕事を辞めて10年 株と 不動産収入で暮らして、
時々、3週間ぐらい、パタヤで過ごしているものです。
私も、昨年3月母親を亡くしました。
12月に 突然おなかが痛くて病院に行ったら、腸閉そくが破れていて手術、
5日後、また破れて、再手術、坂道を転げるように 悪化
ついてはいましたが、何もできず、いってしまいました。
私自身、消失感で、なかなか立ち直れずに、いましたが、やっとこの頃、
そんなのだれも望んでいないって思えるようになり、
前向きに、前向きにと思って暮らしています。
さて 本題ですが、実は、私の祖父が亡くなったとき、やはり長男が生まれてから結婚してました。
できちゃった婚と同じように思ったのですが、昔は、子供が生まれるまで、
籍を入れないということが、頻繁にあったようです。
基本が 家なので、 子供が生まれなければ、 離縁
その時、戸籍に残らないようにだそうです。
違うかもしれませんが、ふと思い出したので
頑張ってください
TOSHI
投稿: TOSHI | 2016年10月31日 (月) 11時19分