思えば叶う!
自分が50歳になった頃(約7年前)、漠然とですがバンコクへの移住を考えるようになりました。
その頃はまだ定年退職後のプランであって、定年前に会社を辞めてまで移住を考えていたわけではありません。
それから何度もバンコク旅行を繰り返すうちに、だんだんと「バンコクで暮らしたい!」との思いが強くなっていくわけですが、最後まで自分を悩ませていたのが「定年という呪縛」でした。
50を過ぎて、一度も転職せずにいると、当然会社への愛着もあるし、定年まで働くのが当たり前の考えになっていました。
仕事なんて適当にやっていれば、それなりの収入も貰えるわけですから、敢えてそれを捨てるのは「あまりにもったいない」という思いもありましたしね。
「会社=自分の人生」そのものでした。
定年までの残り期間が5~6年くらいになった頃、自分の人生を今一度、真剣に考えるようになりました。
きっかけは「バンコクで暮らしたい!」の思いがより強くなってきたわけですが・・・。
今までの勤務期間を考えたら、残りは少ないです。
でも、自分の人生の残り時間を考えたら、この5~6年はとても貴重な期間なんじゃないかな・・・?
そんな思いが交錯していました。
その頃は、かつて自分の上司だった人たちが、定年を迎え「退職か?」「嘱託で会社に残るか?」の選択で悩んでいるのを多く見かけるようになった時でもあります。
どちらかというと、嘱託で会社に残る人の方が圧倒的に多いんですが、嘱託になると今までの地位に居られるわけでもなく、組織上では今までの部下と上下関係が逆転するわけです。
バリバリと率先して陣頭指揮を取ってた人が、急に覇気が無くなっているように見えていました。
それがいつも寂しさを感じさせるんですよね。
結局「仕事人間の末路なんて、こんなもんか!」と・・・。
そんな姿を見てしまうと、自分にとって「定年」なんて、何の意味も持たなくなりました。
「定年まで働くというのは、ただの自己満足でしかないんだ!」とね。
そう考えたら簡単に「定年という呪縛」は解けました。
そうなると、あとは「会社員生活の終焉を、いつ迎えるか・・・?」を考えるだけですが、何かしらのタイミングは必要でした。
「年度の切り替え」や「ボーナス時期」などですね。
そんなことを考えるようになったら、勝手にタイミングは降りてきましたけどね。www
自分の場合は「組織改正」がそのタイミングでした。
「思えば叶う!」ってことでしょうか・・・。w
最近、良く考えます。
人生のレールって、初めから引かれていて、自分はそれにただ乗っかているだけじゃないかと・・・。
そもそも「海外で暮らす」なんてこと、若い頃はこれっぽっちも考えていなかったわけで、人生なんて、どう転ぶかわからないです。
だから面白いのかも知れませんが・・・。
おそらく人生における最後の興味は「人生の終焉は、いつ、どのように迎えるんだろう・・・?」ということになるんじゃないかな。
それをも、どう終わりたいのかを、ちゃんとイメージしておけば、その通りになるんじゃないかと思っています。
「思えば叶う!」っていうことを信じてね・・・。
でも「宝くじを当てたい」とか「お金持ちになりたい」とかの邪心がある思いは、いくら思っても、めったに叶いませんけどね。
悪しからず・・・。www
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>山中 一人さん
何も考えず何も思わず過ごしていたら、あとで自分の人生を振り返った時に、どう思うか・・・?
これって、大事ですよね。
折角、生きているわけだし、その生き方について、考えると不思議にいろんな疑問が見えてくるもんです。
そうすると、その数年間の大事さがわかってきたりしますね。お互いそれに気がついて良かったですね。
投稿: oinin | 2015年5月22日 (金) 11時54分
>この5~6年はとても貴重な期間なんじゃないかな・・・?
このお気持ち、自分も凄く良くわかります。
特に高齢の父の姿を見るにつれ、人間が元気な期間は本当に短く、その時間はお金なんかじゃとても買えないって事に気付いてしまいました。
自分もそう気づいてから不思議と全てがアーリーリタイアするように物事が運んで行きましたので、ホント思えば叶うですよね。
投稿: 山中 一人 | 2015年5月22日 (金) 11時03分
>招き猫の右手 さん
定年まで待たないで退職したことは、良かったと思っています。
「こうあるべきだ!」っていう既成概念が、いろいろなことを躊躇させているんですよね。
「こうありたい!」と思う気持ちと、「それをどうやって達成するか?」を考えて実行することが、生きてることを実感させてくれます。
ただ、それは「自分勝手すぎる・・・」と映るようで、外野がうるさすぎです。
投稿: oinin | 2015年5月21日 (木) 07時51分
判断は間違っていないでしょう。
いや、間違っているかどうかは今後の選択、生き方によっても変わってくるのでしょうが、
バンコク往復生活を楽しんでいるのを観ると、やはり正解だったのだな、と思います。
人生はやりたいようにやったもん勝ちです。
投稿: 招き猫の右手 | 2015年5月21日 (木) 00時17分